下北の獅子頭
下北の獅子頭は大きく分けて、2つの系統があります。
一方は熊野権現様(くまのごんげんさま)として崇められながら、
両手に持ち、激しく歯打ちをさせる権現舞(ごんげんまい)に用いられるもの、
そしてもう一方は、東通村の目名大神楽に代表されるような、伊勢大神楽系の
お獅子様として崇められ、 頭にかぶって獅子舞に用いるものです。
菊池顔
菊池家がいつから獅子頭を彫り始めたのかは定かではありませんが、少なくとも先々代・菊池政吉の
代には獅子頭を製作しておりました。 そして先代・菊池政幸はその生涯で30体~40体の獅子頭を
彫る中、各地の獅子頭を研究し、いわば菊池顔とも言えるスタイルを完成させました。
現在も守られているその造りは、勇壮な目鼻立ちの中に優しさを秘めた表情、
そして頭頂部には木車をイメージした紋章が施されるのが特徴です。
ご依頼主の要望から、隠居となる獅子の顔を元にして製作することもありますが、
基本的な部分において、どことなく菊池の顔を感じられるようになっております。
獅子頭の製作
ご依頼があれば製作いたします。子供用の小型の獅子頭も彫ることができます。
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